コメント一覧
2009年05月03日 UPDATE
大人と子供、常識と非常識、現実と虚構、生と死、様々な境界線を軽やかに乗り越える豊かな想像力。そんな横浜菌が、一層鮮やかに発病している。重症の松山ケンイチの素晴らしさは、なんてこった!
山本政志(映画監督)
轟音のサウンドを浴びる感覚で観て欲しい。「ウルトラミラクルラブストーリー」は、ゼロ年代最後という抜群のタイミングで出現した、日本映画のレベルを更新する凶暴なアヴァンポップの金字塔だ。
森直人(映画評論家)
森直人さんのブログ「脱力日記ハイパー」
「ウルトラミラクルラブストーリー」は観る者をあっさりとノック・アウトする。カラックス(疾走)やデプレシャン(頭蓋骨/脳)やリモザン(NOVO=記憶喪失の<新しい人>)、あるいは黒沢清(「人間合格」)とも通じるポスト前衛ドタバタ映画を、しかし、決してスノビッシュに真似るのではなく、地元に腰をすえ全篇津軽弁のオリジナル作品として撮り切っているのだ。松山ケンイチ以下、登場人物も素晴らしい。「生きていてよかった」と思わせる作品が名作だとすれば、これは「生きていてもいい、死んだっていい」と思わせる傑作だろう。それを観て、人は泣き、人は笑う。そこには映画だけがもたらすことのできるノンセンスな――つまりは純粋なモーション/エモーションがある。
浅田 彰(批評家)
真っ直ぐ生きる道は真っ直ぐ曲がりくねっているので真っ直ぐ走ると真っ直ぐ突き破ってしまうけど真っ直ぐ突き破った先にだけ真っ直ぐに風は吹いて来る。
吉野 寿(eastern youth)
eastern youth 公式サイト
脳みそパンチのうえ、ぞうきんみたいに胸をギューッと絞られました。爆発的なストーリーなのに綿密で、陽人君のシャツの匂いまでリアルに伝わってきました。陽人君の子供の頃も見えました。もしもこの映画が音楽だったら、音量をMAXにして、ヘッドフォンで脳みそに直接注入しながらまっすぐな道を自転車でつっ走りたい。
高山なおみ(料理家)
高山なおみさんのブログ「日々ごはん」(4/19の日記にウルミラのことが出てきます!)
特に観客の興味をひきつけようという細工をはりめぐらしたような映画ではないのに、夢中になって画面にひきこまれずにはいられない。それはこの映画が、一瞬一瞬、生きているように変化していくからにちがいない。最後まで、この映画の生命力にひきつけられて夢中で見ていたためか、おわったら呆然として、椅子から立つのをわすれた。
宇田川幸洋(映画評論家)
横浜聡子はおそらく標準語でものを考えていない。だから彼女が方言の映画を作るということではない。思考回路そのものが標準を逸脱しているのだ。「標準」を逸脱した「辺境」の映画がメジャー映画となりうること。まさにウルトラミラクルな出来事 ではないか。
万田邦敏(映画監督)
光景と風景。
光と風。
この、光と風を繋ぐ「と」は見方によっては本質だ。
光、風の両面を感じ、時にはそれを還し、または突き進む「命」だ。
「ウルトラミラクルラブストーリー」に存在する無数の光、風。
それを繋ぐのは圧倒的な肯定である「命」だと感じた。
僕はその命の全てが愛おしい。
中村一義(100s)
100s 公式サイト
150字程度でコメントを頼まれました。
そんなに要らない。5文字で足りる。「オモシロイ」。
千原ジュニア(芸人)
歌う言葉と、自由な肉体と、ゆらぐ心と、北の町の風景が、まだ誰も見たことのない世界を生成してどんどん動いていく。そして、恋だけがすべてを変える!・・・なんか、すごいもん観た。
柴崎友香(小説家)
絶対誰にも予想出来ない驚愕のラストに向かって突っ走る、ストレンジでワイルドでチャーミングな恋物語。
松山ケンイチが体現している究極のピュアネスは、必ずや観客のマインドを震えさせるだろう。
ホントにヘンな映画(笑)、でも、ホントにホントに愛らしい!
佐々木敦(批評家)
佐々木敦さんのブログ「エクス・ポ日記」
意味とか聞くな!とりあえず観ろ!面白いから!っていう風にしか言えないけど本音です.
山下敦弘(映画監督)
『ジャーマン+雨』で21世紀に原始の世界を現出させた横浜聡子。さらにバーバリスティックになってるって、いやあ驚いた呆れた笑った唸った恐怖した。 今年の日本映画、これを超えるヤツが出てこれるモンなら出てこいってんだ。ところで、あのクマもやはり進化を果たすんだろうか。
ミルクマン斉藤(映画評論家)
僕らの「なんで?」を愚問にするチカラに圧倒され、中盤から登場する彼に呆気に取られ、エネルギーだけで押し切るラブストーリーに「面白ぇにゃあ」と頬が緩んだ。
松江哲明(映画監督)
松江哲明さんのブログ「every japanese woman cooks her own curry」
「純粋な人」は本当の自分を映す鏡で、もし純粋な人が嫌いと言う人がいたらそれはイコール、自分自身のことを嫌いな人なのだと思う。というようなことを、主人公の青森の純粋な青年は津軽弁で大声で話し、不器用に野菜を作り、不器用に恋をし、真っ直ぐ、命をかけて、どたばたと120分で伝えてくれた。
いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー・作家)
いしわたり淳治さんのブログ「KIHON THE BASIC」











